1. >
  2. >
  3. ブランク期間の伝え方

ブランク期間の伝え方

仕事のブランクについて

育児などでしばらくブランクがあった場合、パートの面接に行った時にブランク期間について質問される可能性は十分にあります。
特に女性の場合、結婚や出産、そして子供が小さいうちには育児などで一時的に働かないという選択をする人は少なくありません。
内閣府男女共同参画局による統計を見ても、結婚前の女性は約70%は正社員として就業していますが、結婚することで働き方を見直す人が多く、結婚後の正社員率は24%程度へと低下します。
その代わりにパートやアルバイトという働き方を選択する人が増えるのです。

ブランク期間があることが仕事への復帰にどのぐらいの影響を与えるかは、どんな仕事をしたいのか、またどんな働き方をしたいのかによって大きく異なります。
パートという働き方では、ブランク期間が大きくマイナスになって仕事が見つからないというケースは少ないものの、やはり職場や仕事内容、忙しさによっては働く側も慎重になりますし、雇用する側も慎重になる傾向があります。

ブランク期間は考え方次第

ブランク期間を「働いていない期間」ととらえてしまうと、それが仕事探しにおいてはマイナスとなってしまう可能性が大きくなるかもしれません。
給料をもらって働いていたわけではなくても、その期間には様々な経験をしているわけですし、人によっては学校のPTAなどボランティア活動を頑張っていた人もいるでしょう。
そうした経験を研修とかトレーニング期間だと考えることも、仕事探しでは大切なポイントです。

例えば出産後に育児でブランク期間があった人なら、「育児という経験を通して、忙しい中でもマルチタスクをこなしたり、その場の状況に応じてフレキシブルに対応するスキルを身につけた」とアピールすれば、そうしたスキルは働き始めてからもプラスに生かせるだろうと考えてもらえるでしょう。
ボランティアを頑張った人なら、そこでどんなスキルを身に着けたかをアピールすれば仕事探しに生かせるかもしれません。

例えば学校のPTAで経理の担当をしたなら、経理の知識を身に着けたことをアピールすればよいのではないでしょうか。
業務に伴って発生するトラブルの解決にも尽力したなど、問題解決能力を養ったこともアピールポイントにできます。
職場の多くは、お給料をもらって働いていたかどうかを知りたいわけではなく、その人にどんな知識やスキルがあるのかを知りたいのです。
アピールの仕方によっては、ブランク期間をプラスに生かした仕事探しができるチャンスもあるでしょう。

ブランク期間に対して不安があるなら、単発のパートや短期間の仕事に挑戦して自信をつけるという方法もおすすめです。
単発のお仕事の多くは面接なども少なく、ブランク期間がマイナスになりません。
そのため、ブランク期間を脱却する前の手始めにトライするにはぴったりです。